アダム・スミス
『道徳感情論』と『国富論』の世界
堂目卓生 著
政府による市場の規制を撤廃し、競争を促進することによって経済成長率を高め、豊かで強い国を作るべきだ-「経済学の祖」アダム・スミスの『国富論』は、このようなメッセージをもつと理解されてきた。しかし、スミスは無条件にそう考えたのだろうか。本書はスミスのもうひとつの著作『道徳感情論』に示された人間観と社会観を通して『国富論』を読み直し、社会の秩序と繁栄に関するひとつの思想体系として再構築する。
書誌データ
- 配信開始日2013/7/15
- 判型中公eブックス
- 希望小売価格968円(10%税込)