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昭和陸軍の軌跡

昭和陸軍の軌跡

永田鉄山の構想とその分岐

川田稔 著

昭和十年八月十二日、一人の軍人が執務室で斬殺された。陸軍軍務局長永田鉄山。中堅幕僚時代、陸軍は組織として政治を動かすべきだとして「一夕会」を結成した人物である。彼の抱いた政策構想は、同志であった石原莞爾、武藤章、田中新一らにどう受け継がれ、分岐していったのか。満蒙の領有をめぐる中ソとの軋轢、南洋の資源をめぐる英米との対立、また緊張する欧州情勢を背景に、満州事変から敗戦まで昭和陸軍の興亡を描く。

書誌データ

  • 配信開始日2013/7/15
  • 判型中公eブックス
  • 希望小売価格1034円(10%税込)
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