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武家の棟梁の条件

武家の棟梁の条件

中世武士を見なおす

野口実 著

現代の日本人がイメージする高潔で忠義を重んじる武士像は、近世に概念化され、明治以降、国家主義的教育の中で作られたものであり、本来、武士とは「政治史的にはこの上もなく」暴力的性格の社会集団で、「職業的な殺し屋」的存在だった。この集団を束ねた「棟梁」とはなにか。その条件は。なぜ武家政権がかくも長期にわたって存続し得たのか。武士の本質と肖像を社会史的職能論により捉え、そこに浮かび上がる日本の中世を考える。

書誌データ

  • 配信開始日2013/7/15
  • 判型中公eブックス
  • 希望小売価格792円(10%税込)
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