伊藤整 著
戦後出版界にいわゆる“十二章ブーム”を巻き起こした本書は、伊藤整の卓抜な批評眼が最も鋭く示された名エッセイとして名高い。第一章「結婚と幸福」 第二章「女性の姿形」 第三章…
2001/1/26 刊行
神坂次郎 著
あるじを七たび変えながら立身を続けた藤堂高虎、利害よりも友情を選び関ヶ原に散った大谷刑部、天下の動向を読み巨万の富を築きあげた今井宗久など、乱世を彩り消えていった武士や商…
2001/1/26 刊行
甘糟幸子 著
大自然の流れの中に束の間の味を愉しみませんか。私たちの身近にある野草、木の芽、葉、花や根など九十種類をとりあげ、各シーズンごとに、摘み草の知識とおいしい料理法を体験的に綴…
2001/1/26 刊行
谷甲州 著
軌道航行機イントレピッド3は、月に向けて発進の直後原因不明の爆発事故に見舞われた。コンパートメントの気密漏れ、エンジンの暴走。推進剤が底をつけば、あてもなく宇宙を漂流する…
2001/1/26 刊行
デルフィニア戦記7
茅田砂胡 著
国王に押しかけ愛妾出現!? 王女にタンガの皇太子との縁談!? 日頃は剛胆なウォルも無敵のリィも敵国の策略を知って激怒した。この事態に対応すべく、国を挙げウォルとリィの婚姻…
2001/1/26 刊行
暁闇篇
井上祐美子 著
中原制覇に王手をかけた〈征〉王の急死。千載一遇の好機と、眠れる大国〈衛〉が遂に攻勢に出た。動乱の炎は騎馬国〈琅〉にも飛び火、王の血を継がぬ新王が立つ――その名は赫羅旋。
2001/1/26 刊行
遙かなる環礁
横山信義 著
グアムに上陸した米海兵隊を降服させた日本軍は、新造空母「雲竜」の完成を待ってトラックへの反攻を開始した。慣熟不十分の米新空母エセックス級一隻を撃沈、従来型の空母一隻を大破…
2001/1/26 刊行
柘植久慶 著
信玄の死後二年半、長篠に出陣した武田軍は勝頼の人望の無さから往時の勢いを失っていた。騎馬軍団は、織田と徳川連合軍の馬防柵と鉄砲の前に壊滅するはずだった。だが、鉄砲対騎馬の…
2001/1/26 刊行
嵐を呼ぶ烽火
三浦真奈美 著
共に異国の地を訪れた、唯一の友エリと生き別れたまま、デルマリナを後に、ケアルは独り故郷ハイランドへと帰国の途に着く。しかし一年ぶりに戻った故郷では、様々な難問が彼を待ち受…
2001/1/26 刊行
波濤立つ都
三浦真奈美 著
ハイランドの使者として、未知の国デルマリナへとケアルは旅立つ。苦難の航海を越え、辿り着いたその地は、何もかもが驚愕と当惑に満ちあふれていた。利権を求め彼を利用すべく群がっ…
2001/1/26 刊行
阿川弘之 著
『山本五十六』執筆を機に、海鳴りのように胸中に谺する想いにかられ、撃墜された山本元帥機を求めてブーゲンビル島の未踏のジャングルで、ついにその残骸を発見するまでの感動に満ち…
2001/1/26 刊行
暁を告げる鐘
三浦真奈美 著
領主の三男坊として生を受けながらも、島人との混血とさげすまれ、居場所がないケアルには、翼を操り空を翔けることだけが、唯一の自由だった。このままどこまでも飛んでいけたら――…
2001/1/26 刊行
環境と生命の対話
林峻一郎 著
二十世紀末の現在、「ストレス」という言葉が蔓延している。一体、ストレスとは何か? 言葉の生みの親セリエは、生命法則の一部という。ストレスは、生体と環境との間に起こる「さざ…
2001/1/26 刊行
風と砂とインカの道
向一陽 著
南米・アンデス山中のアタカマは、「世界最悪の場所」と恐れられる未踏の高地である。強風、砂の猛威、異常乾燥、塩湖や死火山の強烈な原色……。本書はこの凄絶な高地を、砂に埋もれ…
2001/1/26 刊行
ルビーの泪
大石英司 著
タイの軍事クーデターはインドシナの危うい均衡を根底から突き崩しつつあった。常任理事国として毅然たる態度を求める国際世論に押され、日本はタイとの国交を断絶。だが、密かにアジ…
2001/1/26 刊行
血戦篇
川又千秋 著
果てしなき消耗戦のまま膠着状態の戦局がついに動いた!! 我が伊号潜水艦の殊勲により、米側は空母二隻を失い、残るは旧式小型のレンジャーのみに。この敵機動部隊の弱体化を衝き、…
2001/1/26 刊行
春秋篇
今野敏 著
岡山の再戦で鉢須賀了太に敗れ、焦燥に駆られる朝丘剛。非情の戦士の射るような視線が、今の鉢須賀にはない。熱い滾りを内に秘め、魂の彷徨は続く。宮本武蔵の故地を訪ね、二天一流を…
2001/1/26 刊行