人になれなかった神々
植田重雄 著
キリスト教が伝播・普及してゆく過程で、ヨーロッパ各地の民間信仰は、守護聖者というものを新たに生み出していった。それらは今も、造形物として、また祭りとなって人々の心に深く根…
2000/11/24 刊行
発進イントレピッドⅡ
谷甲州 著
日系企業の薬品研究衛星でFBI捜査官が怪死、警視庁の刑事も蒸発した。だが捜査で判明したのは、またしても政情不安の東アフリカに、軌道上の衛星から化学兵器を撃ち込み、内乱誘発…
2000/11/24 刊行
本田一郎 著
日本のスリ史にその名を残す大親分仕立屋銀次こと富田銀蔵は、明治四十二年六月二十三日、ついに捕縛され、全盛を誇るスリ団大検挙の発端となった。常に数百人の子分を擁し官憲も手を…
2000/11/24 刊行
関谷文吉 著
魚の生命(いのち)は香りだ――。浅草の老舗「紀文寿司」の四代目が、永年の経験に裏打ちされた確かな知識によって、限りなく豊かな海の幸の味覚の世界へといざなう。日々、魚に触れ…
2000/11/24 刊行
ある生涯の七つの場所1
辻邦生 著
幼い心に異性への淡い憧れを芽生えさせて逝った美しい女性、異郷で謎の死を遂げる老亡命者――。独立した挿話はいつしか絡みあい、一枚のタピスリを織りあげてゆく。昭和初期から一九…
2000/11/24 刊行
大石英司 著
株式の暴落を発端に上海で騒乱が発生。市内の暴動は農村にも飛び火し、役人に反感を持つ市民と農民の大規模な動乱へと発展する。だがこの内戦は、元紅衛兵で香港闇社会のボス、紅将軍…
2000/11/24 刊行
大石英司 著
革命の主役は、戦闘機でも戦車でもなく、発達したコンピュータと通信網だった。共産政権の防戦をよそに、日本のパソコン通信を通じて、大陸全土に怒涛のごとく情報を送り込む中国反体…
2000/11/24 刊行
剣の時代
斉城昌美 著
敵国バウィラノスの侵攻を食い止めたアシュラウルは、自国の守りを固めることに専念していた。しかし、ヴェイアノスの老王は、些細な勝利に浮きたち、更なる攻撃を強要するのだった。…
2000/11/24 刊行
剣の時代
斉城昌美 著
亡き兄の跡を継ぎ、ヴェイアノスの将軍の座に就いたアシュラウルは、初戦の勝利に酔い、更なる戦いに逸る人々を抑え、バウィラノスの進攻に備えて、城塞の建設と軍の再編に腐心してい…
2000/11/24 刊行
反撃の一航艦
横山信義 著
パラオ沖海戦で第二艦隊が圧勝し、在比米軍は完全に孤立。脱出を図ったマッカーサーも捕虜となった。フィリピンを失った米太平洋艦隊はマリアナに対する攻勢を強め、トラックからグア…
2000/11/24 刊行
柘植久慶 著
武田信玄に天下を取らせる――壮大な計画を胸に御厨は再び戦国の甲斐の国へと旅立った。時は永禄四年。まずは引き分けに終わった川中島合戦で上杉謙信の首級を挙げねば、信玄の上洛は…
2000/11/24 刊行
群雄篇
今野敏 著
謎の武芸者・由佐肇を追い、熊野の山中から丹波篠山を経て、神戸にたどり着いた朝丘剛。偶然、関西の顔役の元情婦・本庄冴子を救った剛は、ボディガードに雇われ、暴力団との抗争に身…
2000/11/24 刊行
デルフィニア戦記5
茅田砂胡 著
デルフィニアの内乱に勝利して、ウォルは再び王座についた。黄金の戦女神と讃えられたリィもまた王女の称号を得て王宮に迎えられた。それから3年――。平穏だった王都に暗雲が立ちこ…
2000/11/24 刊行
凶星篇
井上祐美子 著
<魁>王朝最後の血縁、<奎>伯段大牙は、北方諸国を統べる王として、西国<琅>との決戦に挑んだ。頼みの謀士耿淑夜と引き離されたまま、かつては窮境を共にした赫羅旋とついに干戈…
2000/11/24 刊行
鳴海章 著
一九九八年、横須賀に入港した艦番号も艦載機も見あたらぬ一隻の大型空母。日米首脳の間で交わされた空母購入の密約がついに実現したのだ。米海軍に派遣され着艦資格を得た空自パイロ…
2000/11/24 刊行
鳴海章 著
深刻化するエネルギー危機の打開策として、日本政府が東南アジア某国で推進した液化天然ガスプロジェクト。そのプラントが何者かに襲撃され、日本へ向かうLNGタンカーも国籍不明の…
2000/11/24 刊行
鳴海章 著
反日ゲリラ一万八千に方位され、液化天然ガスプラントに孤立した二百名の邦人。信濃艦隊司令官は護衛艦の突入により救出を決定、これを支援するためプラントに通ずる橋の爆破を敢行す…
2000/11/24 刊行
激闘篇
川又千秋 著
物量をもって押し寄せる敵に対し、過酷な消耗戦を強いられる南東方面。「一刻も早い援軍を」と、主人公風間三飛曹らの双戦隊は、四千キロ彼方のラバウルをめざす。単座戦闘機による前…
2000/11/24 刊行