ラタトゥイユ、好きなんですね。特に夏場、冷やしたのを薄くスライスしたバゲット(軽く炙ってね)に乗せて食べると、超美味。暑い時のスターターとして、これほどぴったりの料理はないです。野菜料理だからさっぱりしているはずなのに、オリーブオイルのコクのせいか、結構こってりした味わいになるのが堂場好みなんですね。
しかしですね。「野菜に季節感がなくなった」と言われて久しい。真冬でも茄子もトマトも食べられるのですから、今やラタトゥイユは、夏に限定の料理とは言えないのでは? だったら、いつ作ってもいいわけで、堂場はいろいろな材料を使ってアレンジしています。
今回紹介するのは、そのバリエーションの一つ。少しボリュームを出したいので、鶏肉を入れます。ただし、脂っこいのは合わないので、ささみ、ないし胸肉の皮を外して使いましょう。二人分で100グラムぐらい。野菜は人参、ズッキーニを軸に、豆もあしらう、と。今回は戻した白いんげん豆とグリーンピースにしました。人参は1本分を乱切り、ズッキーニも1本を7~8ミリぐらいの輪切りにします。
まず鍋にオリーブオイル(結構大量)を入れて、潰したニンニク一片を加えてから着火。じぶじぶ言い出して香りが立ったら、まず一口大に切った鶏肉を炒めていきます。軽く焼き目がついたら、人参、続いてズッキーニを投入。豆も加えて、ここでスープストックを材料がひたひたになるぐらいに入れ、ホールトマト一個分を手で握り潰して(手じゃないと駄目。これ、ポイントね)、蓋をしてゆっくり煮込んでいきます。
ゆっくりと言っても、人参が柔らかくなるまで煮ればOK。後は塩・胡椒で味を調えます。ズッキーニは、ある瞬間から急に柔らかくなるのですが、少し歯ざわりが残っているぐらいの方がいいなあ。ということは、炒めずに後から加えるか、炒めた後に鍋から取り出して、煮上がる直前に加えるのがいいかもしれません。仕上げに、パセリのみじん切りは必須。
ラタトゥイユは基本的に冷やして食べますが、これは暖かいままどうぞ。煮込み時間が短いので、結構さっぱりしています。ガーリックトーストなどが合いますよ。お酒が呑める人なら、白ワインがいいのかなあ......と、酒も呑まないのに酒に合う料理は作ってしまう堂場です。