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2009年2月 アーカイブ

2009年2月 9日

編集長コラム 09年3月号

★まだ、日本中が敗戦の衝撃の中にあった一九四五年八月末、石橋湛山は自身が社長を務める『東洋経済新報』に「更生日本の針路―前途は実に洋々たり」という論説を発表します。そのときの日本の状態は史上最悪の破滅と荒廃の中、「洋々」など、ほど遠いものでしたが、別に湛山はカラ元気や逆バリでこう主張したわけではありません。二〇年代から彼は、大陸植民地放棄、国際協調と自由貿易の享受、加工貿易立国を訴えており、敗戦は、旧弊を一掃し、もはや他に選択肢のないかたちで政策転換を行う契機となると考えたからです。

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賞の紹介

中央公論文芸賞

  • 第1回 『お腹召しませ』 浅田次郎(中央公論新社)
  • 第2回 『八日目の蝉』 角田光代(中央公論新社)
  • 第3回 『荒地の恋』 ねじめ正一(文藝春秋)
  • 第4回 『ダブル・ファンタジー』 村山由佳(文藝春秋)
  • 第5回 『真昼なのに昏い部屋』 江國香織(講談社)
  • 第6回 『そこへ行くな』 井上荒野(集英社)
  •      『地のはてから』 乃南アサ(上下、講談社)
  • 第7回 『ナミヤ雑貨店の奇蹟』 東野圭吾(角川書店)
  • 第8回 『北斗 ある殺人者の回心』 石田衣良(集英社)
  • 第9回 『櫛挽道守』 木内昇(集英社)
  • 第10回 『インドクリスタル』 篠田節子(KADOKAWA)
  •       『長いお別れ』 中島京子(文藝春秋)
  • 第11回 『罪の終わり』 東山彰良(新潮社)
  • 第12回 『みかづき』 森 絵都(集英社)

読売・吉野作造賞

  • 第1回(2000) 『転換期の日本経済』 吉川洋(岩波書店)
  • 第1回(2000) 『海の帝国』 白石隆(『中央公論』99・7〜00・4)
  • 第2回(2001) 『ワード・ポリティクス』 田中明彦(筑摩書房)
  • 第3回(2002) 『自由と秩序 競争社会の二つの顔』 猪木武徳(中央公論新社)
  • 第4回(2003) 『経済論戦は甦る』 竹森俊平(東洋経済新報社)
  • 第4回(2003) 『国際政治とは何か-地球社会における人間と秩序』 中西寛(中央公論新社)
  • 第5回(2004) 『東アジア・イデオロギーを超えて』 古田博司(新書館)
  • 第6回(2005) 『憲法で読むアメリカ史』 阿川尚之(PHP研究所)
  • 第7回(2006) 『暗闘』 長谷川毅(中央公論新社)
  • 第8回(2007) 『「帝国」の国際政治学-冷戦後の国際システムとアメリカ』 山本吉宣(東信堂)
  • 第9回(2008) 『日本の統治構造-官僚内閣制から議院内閣制へ』 飯尾潤(中央公論新社)
  • 第10回(2009) 『日本産業社会の「神話」』 小池和男(日本経済新聞出版社)
  • 第11回(2010) 『倫理的な戦争』 細谷雄一(慶應義塾大学出版会)
  • 第12回(2011) 『アカデミック・キャピタリズムを超えて』 上山隆大(NTT出版)
  • 第13回(2012) 『革新幻想の戦後史』 竹内洋(中央公論新社)
  • 第14回(2013) 『イギリス帝国の歴史』 秋田茂(中央公論新社)
  • 第15回(2014) 『統合の終焉 EUの実像と論理』 遠藤乾(岩波書店)
  • 第16回(2015) 『日本占領史1945-1952』 福永文夫(中央公論新社)
  •           『日韓歴史認識問題とは何か』 木村幹(ミネルヴァ書房)
  • 第17回(2016) <受賞作なし>

谷崎潤一郎賞

  • 第33回 『季節の記憶』 保坂和志(講談社)
  •       『路地』 三木 卓(講談社)
  • 第34回 『火の山―山猿記〈上〉〈下〉』 津島佑子(講談社)
  • 第35回 『透光の樹』 高樹のぶ子(文藝春秋)
  • 第36回 『遊動亭円木』 辻原登(文藝春秋)
  •       『共生虫』 村上龍(講談社)
  • 第37回 『センセイの鞄』 川上弘美(文藝春秋)
  • 第38回 <受賞作なし>
  • 第39回 『容疑者の夜行列車』 多和田葉子(青土社)
  • 第40回 『雪沼とその周辺』 堀江敏幸(新潮社)
  • 第41回 『告白』 町田 康(中央公論新社)
  •       『風味絶佳』 山田詠美(文藝春秋)
  • 第42回 『ミーナの行進』 小川洋子(中央公論新社)
  • 第43回 『爆心』 青来有一(文芸春秋)
  • 第44回 『東京島』 桐野夏生(新潮社)
  • 第45回 <受賞作なし>
  • 第46回 『ピストルズ』 阿部和重(講談社)
  • 第47回 『半島へ』 稲葉真弓(講談社)
  • 第48回 『さよならクリストファー・ロビン 』 高橋源一郎(新潮社)
  • 第49回 『愛の夢とか』 川上未映子(講談社)
  • 第50回 『東京自叙伝』 奥泉 光(集英社)
  • 第51回 『ヤモリ、カエル、シジミチョウ』 江國香織(朝日新聞出版)
  • 第52回 『薄情』 絲山秋子(新潮社)
  •       『三の隣は五号室 』 長嶋 有(中央公論新社)
  • 第53回 『名誉と恍惚』 松浦寿輝(新潮社)

中央公論とは

近代日本の知性の泉
わが国を代表する総合月刊誌である『中央公論』は、明治以来、日本の言論をリードする役割を果たしてきました。出版物が単なる消費財としてしか扱われないようになった現代においても数少ないクオリティ誌として、政治・社会評論から文芸まで、時代を読み解くための最高の作品を読書人に提供し続けます。

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