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烈火の太洋6

C★NOVELS

烈火の太洋6
消えゆく烈火

横山信義 著

トラック沖海戦において米海軍の撃退に成功したものの、連合艦隊の被害も甚大なものとなった。彼我の勢力は完全に逆転。トラックは連日の空襲に晒される。そこで下された苦渋の決断とは。

カバー:高荷義之
刊行日:2022/6/21
新書判/224ページ/定価:1100(10%税込)
ISBN978-412-501452-4


れっかのたいよう
きえゆくれっか


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コメント

 本シリーズの第三巻で機動部隊の長官に任ぜられ、最後まで機動部隊の指揮を執り続けた塚原二四三中将は、史実では基地航空作戦を指揮した人でした。
 開戦劈頭のフィリピンに対する長距離攻撃を成功させた他、南方進攻作戦を空から援護し、昭和一七年八月より始まったガダルカナルを巡る航空戦でも、基地航空隊を指揮しています。
 塚原中将は、史実の第一航空艦隊司令長官南雲忠一中将と海軍兵学校の同期生であり、専門分野を考慮すれば、機動部隊の長官に任ぜられてもおかしくない人物でした。
 塚原中将が機動部隊の長官に任ぜられなかった理由の一つは、日中戦争期、国民党軍の空襲で片腕切断の重傷を負ったためです。
 海軍では、四肢に障害がある人は艦船勤務に就けない決まりがあったため、塚原中将には、空母の艦橋で采配を振るう機会は巡ってきませんでした。
 本シリーズでは、日中戦争は起こらず、塚原中将も片腕を切断していないため、機動部隊の指揮官として腕を振るっていただいた次第です。

〔横山信義/2022年6月〕

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