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本土防空戦

C★NOVELS

覇者の戦塵1944

本土防空戦
前哨

谷甲州 著

サイパン島での日本守備隊の頑強な抵抗により、米軍の攻撃目標は硫黄島へと移る。本土では空襲に備えた戦闘訓練中、敵偵察機が出現。夜間戦闘機・極光は追跡を開始するが......!?

カバー:佐藤道明
刊行日:2016/1/25
新書判/216ページ/定価:990(10%税込)
ISBN978-4-12-501350-3 C0293

はしゃのせんじん1944
ほんどぼうくうせん
ぜんしょう


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コメント

 今回はかなり変則的なストーリーになった。
 既刊の『覇者の戦塵』の中でも、相当に特異な展開になったのではないか。これがシミュレーション戦記かと問われると返答に困るが、権力闘争や内戦をあつかった「戦記」もあるのだから構わないだろう。問いつめられたら「これもあり」と答える気でいる。
 とはいうもののメインとなる戦闘に関して、投入する戦力の少なさや交戦距離の短さはジャンル内でベスト級かもしれない。別に自慢する気はないのだが、最小のみみっちい戦闘こそは『覇者の戦塵』に似合っている。拳銃と手榴弾だけで戦うシミュレーション戦記も、風情がありそうだ。
 せっかくだから次回は、ジャンル最小の小説を書いてみるか。タイトルは『硫黄島 地下迷宮』かな。

〔谷甲州/2016年1月〕

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