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日中開戦7

C★NOVELS

日中開戦7
不沈砲台

大石英司 著

八代を巡る日中の攻防は、日本に軍配が上がる。一方、佐世保では米軍の〝グリーン・ベイ〟が突如出航した。この米軍の動きは、戦いにどう影響を与えるのか!?

カバー:安田忠幸
刊行日:2015/8/25
新書判/232ページ/定価:本体900円(税別)
ISBN978-4-12-501348-0 C0293


にっちゅうかいせん7
ふちんほうだい


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コメント

 先日、ナショナルジオグラフィック・チャンネルで、「利己的な遺伝子」で有名な進化生物学者・リチャード・ドーキンスが、神父を相手に宗教論を戦わせる面白い対談番組を見ました。彼は知る人ぞ知る無神論者でもあります。
 ヒトは、その進化の過程で、知らないもの、未知のものに対して臆病になるよう遺伝子に組み込まれているという主旨の発言をしていました。彼のような人間にしてみれば、宗教などは、その未知なるものを恐れる人間の弱い心を利用しているのでしょう。
 難解な専門用語が飛び交う安保法制の議論は、門外漢な人間に、未知なる存在への怯え、拒否反応を呼び起こします。なんだか良くわからないから反対しよう、という気持ちにさせてくれます。しかしもちろん、これはそれを策定する側の政府も同様で、中国の脅威やら何やら、良くわからない国外の脅威を煽って、法律の制定を進めようとする。
 川内原発がようやく再稼働にこぎ着けました。その是非は敢えて言いません。しかし、桜島がいつか大爆発して、その溶岩が遠く川内まで押し寄せる可能性を大まじめに論議している様子を目の当たりにすると、鼻白む思いはあります。そりゃ、百万年に一回くらい、桜島がそういう大爆発を起こすこともあるでしょうが、そういう時には、たぶん日本列島自体が壊滅しているでしょう。原発の心配をしている場合ではない。
 某国がICBMを原発に撃ち込んだところで、その命中精度からすれば、ピンポイントで原発建て屋を狙うのは不可能です。よほどの飽和攻撃をしてひょっとしたら一発掠めるかもという程度に過ぎない。それでなお炉心格納容器まで破壊できるがとうかはまた別の話になるでしょう。そもそも、そんな兵器があるのなら、何処かの地方都市に落とした方が、よほどブラフとして効果がある。
 ヒトは最早、草原で猛獣に怯えて石器を使っていた頃とは違います。遺伝子を操作し、宇宙にまで進出を果たした。
 リスク・コントロールは、ヒトが文明を身につけたことの証であり、それこそが、サルと文明人を分ける基準でもあります。

〔大石英司/2015年8月〕

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