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帝都鳴動Ⅲ

C★NOVELS

帝都鳴動Ⅲ

三木原慧一 著

自衛軍精鋭と帝国陸海軍、警察・消防さらに米海軍の奮闘で、延焼火災は鎮火、テロリストも制圧したかに見えたその時、炎の竜巻が東京市を襲う。全てを灰燼に帰す業火から帝都を救えるか!?

カバー:佐竹政夫
刊行日:2016/2/25
新書判/336ページ/定価:本体1000円(税別)
ISBN978-4-12-501360-2 C0293


ていとめいどう3



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「帝都鳴動」では、防大出身の陸(高野一等陸尉)、海(魚住三等海佐)、空(榊一等空尉)、幹部自衛官三名が同期の絆を元に統合して協力し合い、困難に打ち勝つ様を描いた。
 実際の自衛隊でも、近年は三自衛隊の協力、連携強化が進められている。三自衛隊が関わり、米軍とも共同で為される演習では、過去にないほどそうした面が強く打ち出されていると聞く。
 陸はシンプルにまとまると思っていた。関東防災司令官の下、実質的に陸軍全体の指揮を執るのが高野一尉の立場だ。
 空は、欲張らないと決めた。大正時代の日本の航空兵力は、一九四〇年代と違う。零戦や九九艦爆が使えるわけではない。とはいえ偵察に関しては複葉機で問題ない。正確な情報を得るのは消火救難活動の基本で、重要な役割だ。さらに地上の部隊と連携する危険な消火活動を通し、榊一尉の活躍も描けたと思う。
 問題は海だった。連合艦隊の指揮権を魚住三佐に与えるのは盛りすぎだろう。そこでアメリカ海軍の大型飛行船を登場させ、連絡士官として魚住三佐を乗りこませることにより、高所からの重要な指揮通信管制を担当させた。同時に、現実世界における米海軍と海上自衛隊の絆を大正時代に持ちこむ事を狙った。
 結果は、よくぞまとまったと思う。陸海空、三本の矢のうち、どれか一本でも欠けていたらまとまらなかった。それぞれに見せ場を作り、活躍させることができた。
 大陸政策についても、かねてから考えていたことを表現できた。日本は四方を海に囲まれており、それが天然の要害になっている。仮に海がなければ、日本は中国、朝鮮、ロシアの政治的、軍事的影響を絶えず受け続け、国境線の防衛は本当に大変なことになっていたはずだ。
 今後は、陸、海、空、三自衛隊それぞれがメインになる話を執筆したいと考えている。現在の国際情勢は二〇世紀に繰り広げられた冷戦構造に回帰しつつあり、書くネタに困ることはない。リサーチを充分に行い、荒唐無稽な展開にならぬ現代戦を描けたらこれに勝る喜びはない。「帝都鳴動」を執筆できたことは、そのための第一歩として大いに意味があった。全三巻をお読み戴ければ、作者としてこれ以上の幸せはありません。

〔三木原慧一/2016年2月〕



「帝都鳴動」全三巻のカバーイラストを一望!  (画・佐竹政夫)

帝都鳴動カバーs.jpg

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