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日中開戦5

C★NOVELS

日中開戦5
肥後の反撃

大石英司 著

南九州に攻め込む中国軍に対し、郷土防衛のため立ち上がった鹿児島県民は、知事の奇策と元自衛隊員を中心とする〈義勇兵部隊〉の突撃で大きな戦果をあげた。しかし、すぐに万の兵力が現れ!?

カバー:安田忠幸
刊行日:2015/3/25
新書判/240ページ/定価:本体900円(税別)
ISBN978-4-12-501334-3 C0293


にっちゅうかいせん5
ひごのはんげき


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コメント

 日本の防衛政策を巡っては、集団的自衛権の行使という大きなテーマが進行中で、これは政府のタイムテーブル通りに進むなら、今年中には決着するはずです。
 ここで集団的自衛権と言った場合、日本人の念頭に浮かぶのは中東での揉め事です。ところが、急にクローズアップしてきたエリアがあります。それは南シナ海です。
 南沙諸島問題を抱える南シナ海は、従来、関係各国の不拡大方針が効いて、小競り合い以上の問題に発展する危険はほとんどありませんでした。
 しかしここにきて、アメリカの威信低下、パワープロジェクション能力の縮小につけ込み、中国が、抑えた環礁地帯をあっという間に埋め立て、滑走路や軍事施設の建設を進めています。その速度たるや、われわれのこの手の整備事業の概念を遥かに圧倒する速度で、秀吉の一夜城もかくやです。
 残念ながら、今のアメリカ海軍第7艦隊に南シナ海でプレゼンスを発揮する余力はなく、もとよりオバマ政権の優先事項は、北京政府のご機嫌を決して損ねないことです。

 そこで今、アメリカ国防総省が動いてるのが、海上自衛隊による南シナ海のパトロール構想です。これはアメリカのオフショア戦略にも合致する構想です。最近、米海軍の幹部の発言として、海上自衛隊の協力を求めるものが相次ぎ、北京がこれに神経質に抗議するという状況が続いています。
 残念ながら、ことは中東より遥かに複雑です。まず中国は、海南島基地から大規模な航空部隊を繰り出して、南シナ海に制空権を獲得することができる。しかし、周辺各国の空軍戦力は、中東のそれと違い、無いも同然です。一方で、海自は空母を持たず、米海軍にも、おそらくはそこに空母を一隻浮かべておく余裕は無い。
 しかも中東と違い、南シナ海は、かつて旧日本軍が暴れ回ったエリアであり、周辺各国には、事実上の華人国家もある。
 向こう10年20年で言えば、南シナ海を巡る状況こそが、日本の安全保障政策の肝となるでしょう。

〔大石英司/2015年3月〕

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