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日中開戦1

C★NOVELS

日中開戦1
ダブル・ハイジャック

大石英司 著

領土問題、首相の靖国参拝などで、日中関係は国交正常化以来最悪といわれる中、元自衛官を中心にしたグループによる中国総領事館占拠、中国機のハイジャックが発生。日中が辿る未来とは!? 

カバー:安田忠幸
刊行日:2014/5/25
新書判/240ページ/定価:本体900円(税別)
ISBN4-12-501299-5 C0293


にっちゅうかいせん1
だぶる・はいじゃっく


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コメント

 日本外交にとって最重要課題は何か? と問えば、おそらく百人に問えば九割の人間が、「日米関係」であり、「日米同盟」だと答えるでしょう。しかしこれは、錯覚です。
 日本にとって、この千年、常に最重要課題だったのは、「日中関係」です。明治維新を招いたのは、黒船ではなく、アヘン戦争への恐怖であり、欧米列強の草刈り場と化した中国問題への対応が目的でした。太平洋戦争が、日中戦争のハンドリングに誤った果ての破滅であることは明かです。
 戦後の宰相として類い希なる外交センスを持っていたことで知られる田中角栄は、だからこそ、ニクソン・ショックの最中に、米国に先んじて日中国交正常化を成し遂げ、キッシンジャーを激怒させたのです。当時の日本人は、日中関係こそが、日本が生き残り、繁栄するための鍵だということを承知していた。
 では対米関係はどうでもいいのか? 幸いにして、アメリカは大人です。われわれは共通の政治哲学を持ち、理解し合える文化やツールを持っている。両国関係が拗れることが、両国はもとより世界経済にとってマイナスでしかないことを知っている大人の関係です。
 残念ながら、中国との間に、そういう信頼関係はありません。われわれ日本人は、昨今、アメリカが中国に秋波を送り続けていることを不快に思う一方、中国人も、かつては朝貢外交をしていた(と理解している)日本がアメリカべったりなのを一貫して不快に思っている。
 しかしものは考えようで、「日米外交は、日中外交の外部である」、という視点をわれわれが持ち、中国も、「米中外交は、中日外交の外部に過ぎない」という認識を抱くならば、われわれの拗れた関係も、前進することでしょう。
 残念ながら、現状はその逆を進んでいますが。

〔大石英司/2014年5月〕

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