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米中激突4

C★NOVELS

米中激突4
ペリリューの激闘

大石英司 著

パラオでの日本人観光客人質事件は最悪の結末を迎えた。双方引けない状況で中国が新たな勢力を投入したのはペリリュー島----米国の聖地だった。中国の暴挙を受け、遂に米軍海兵隊が動く!

カバー:安田忠幸
刊行日:2013/2/25
新書判/240ページ/定価:本体900円(税別)
ISBN978-4-12-501236-0 C0293


べいちゅうげきとつ4
ぺりりゅーのげきとう


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コメント

 今作は、いよいよペリリューが舞台です。この島では、1万名を超える日本兵、2千近い海兵隊員が戦死しました。それだけの犠牲を払って日本が守り抜こうとした島はいったいどんな島なのか? 見てきました。
 何も無い島です。見事なまでに、呆れるほど何もない島です。見渡す限りの平地。ジャングルに覆われた島は、最高高度も百メートル以下。一応、「山」の名前はあったりしますが、事実上は丘に過ぎません。
 ペリリューが激戦の地となった理由は、実はまさにこの何もない地形にあります。山がちな地形でまともな飛行場を作れなかったパラオ本島と比較して、ここには十分な長さを持つ滑走路がありました。フィリピンへの中継地として、どうしても米軍が欲しかった場所です。
 ただ一面のジャングル。そのジャングルの中央を切り拓いて滑走路を造っただけの小島。そんな島を米軍が簡単に奪取できると思ったのも無理はありません。
 しかし、いざ現地に行ってみると、そのジャングルを切り拓いて作られた道の両側は、マングローブ林や鬱蒼とした森が、まるで壁のように両側に立ち塞がり、ゲリラ戦にうってつけの地勢を持っています。
 幸いなことに今は平和な島になり、難易度の高いダイビングのメッカとして、世界中から観光客が訪れます。しかし一歩、旧日本軍の塹壕跡に入ると、当時の遺物がそのままに放置されています。当然、ジャングルの中には、まだ日本兵の遺骨が多く放置されたままです。その遺骨を探して日本に持ち帰るというのは、簡単な話ではなく、予算上の制約も、また地元の住民感情もあって難しい話です。
 それが現実的でないならば、せめて私たちは、平和に暮らすその子孫として、たまには慰霊に訪れたいものです。

大石英司/2013年2月〕

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